医師の労働時間の管理について

医師の労働管理が難しいといわれる原因には法的な取り決めによるものもあります。
もともと、医師は、「診療に従事する医師は、診察治療の求めがあった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。」と、法律で定められているのです。
これは、「応召義務」と言うもので、これもまた他の業種にはない医師独自のものです。
労働時間の長時間化の改善と言う点においては弊害の一つと言えるかもしれません。
この応召義務というものは倫理規定により罰則を伴わないものではあるものの、人命に関わる大変重要な問題なので、実際のところは現場では、当たり前に応じるもの、という認識になっていますし、医師の方々は、そうした高い倫理観のもとで日々業務を行っています。
この前提があってはじめて、深夜の緊急外来などでも時間帯やタイミングを問わず適切な治療が提供してもらえます。これは医師の方々の日々の研鑽と覚悟によって支えられていると言っても過言ではありません。
ただ、このような医師の水面下での努力によって支えられている医療体制も、時代の移り変わり、現場を取り巻く環境の変化とともに、限界が訪れているのではと言われ始めました。これは現代の医師の業務環境をみれば認識せざるを得ない重要な改善課題です。医師の求人を探す上でもこうした課題などは頭の片隅に入れておきたいものです。
今後は、医師の業務量に多大な影響をおよぽすと言われている問題も控えています。
75歳を超えた団塊世代が後期高齢者となり、国民の5人に1人が75歳以上、3人に1人が65歳以上になるという超後期高齢者時代への突入となると言われています。